めっちゃ高い自転車で京都市内をうろうろしたいなあ

2006年04月14日

Zガンダム系妄想を纏めました☆

いやあ〜☆
こんばんわ♪

カイが死にかけのおじ様にインタビューする小生の愉快な妄想を纏めてみました。
カテゴリーno-titleです。
素敵友人が背中を押してくれたのですが、本当に思いつきで書いてますねえ…。

でも小生ガンダム好き〜でカイさん好き〜☆なんでかなり楽しんで書いておりました。

以前「逆襲のシャア」が公開された頃
カイがジャーナリストになるまでとその後を妄想していたことがありまして、
ラストシーンは瀕死の重傷を負ったカイがタバコを咥え、
肉眼ではっきりと捕らえられるほど迫ったアクシズを見上げ、
人の革新などありえないみたいな台詞を吐くシーンにしよ〜っと
なんてね☆恥ずかしいですね♪
ま、小生の人生、羞恥プレイの連続のようなものなので気にしない☆気になんないと。

…むしろ快感?

と、言うわけでこの妄想の素敵なタイトルを募集いたしますと共に連載中にコメントしてくださった皆様方…

本当にありがとうございました。




posted by hirotako at 00:41| Comment(4) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

no-title(11)

薄暗い酒場の安っぽい喧噪の中、琥珀色に染まったグラスの氷が硬質で乾いた音を鳴らす。

ロックで流し込んだウイスキーが喉を熱く焼いたが、それでもカイは酔い足りなかった。

「…私は死にかけている。もう世界がどうなろうと興味はないのだよ…」

だろうな…とカイは思った。でなければ、MS、コロニー落とし、コロニーレーザー…宇宙世紀が生んだ全ての悪夢に携わった科学者など務まった筈がない。

「…そして命を狙われているのは君の方…だ」

カイは黄色く濁った小刻みにぶれる瞳を見つめた。

「…放っておいても死ぬ私は彼等のデコイだよ。少し大人しくする方が賢明だな」

カイは微笑んで言った。

「ありがとう、博士。しかしそのご忠告は聞けそうにありません…一緒に脱出しましょう」

老人は首を横にゆっくりと振った

「…MS05の空間能動的姿勢制御…ロケットの熱核推進で流星のように墜ちていくコロニー…連邦艦隊を消滅させた大口径レーザーの輝き…美しい…計算通りだった、あの一閃…神すら恐れる人知の光の槍だ…」

老人の瞳に宿る狂気の色彩…しかし、それはすべての魂が抱えるどす黒い澱なのだ。

「私は…もう疲れたのだ…北米大陸の原住民のこんな言葉がある」

今日は死ぬのにもってこいの日だ…。

「…さようなら、ノイマン博士」

「さようなら…カイ・シデン君…」

それから一ヶ月…ダカールの連邦議会が無意味な幕を開けた。

グラスを口元に持っていこうとした時、酒場がどよめいて震えた。

酔客共の視線がモニターに釘付けにされている。

キャプテン・クワトロ…いや…シャア・アズナブルを名乗った男がそこにいた。

ティターンズの横暴を訴える彼の声音と眼差しは人々の心を捕らえ、その意志が染み渡っていくようだった。

…あの眼…。

カイはノイマン博士のシロッコの写真を観たときの既視感をもう一度味わった。

…立てよ!国民!…。

WBで観た、ギレン・ザビのガルマ追悼演説が蘇る。

そうか…あの眼は…。

…星を堕とす者達の眼だ…。
ゆっくりとグラスを空けながら、カイはそう思った。

〈終劇〉

posted by hirotako at 22:41| Comment(6) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月09日

no-title(10)

「博士…」

カイは立ち上がった。

「貴重なお話をありがとうございました」

「死にかけた老いぼれの戯言だ」

「…もう一つお願いがあるのですが」

老人はもう嗤いはしなかった。
「なんだね?」
「11月のダカールの連邦議会で証言していただきたいのです。アクシズとアナハイムの裏取引は危険すぎます」

老人は若いジャーナリストを見つめて言った。

「それはエゥーゴの意思かね?」

「いえ…エゥーゴはシャアに実権が委譲されましたから。そしてジオンにこれ以上軍備増強させるなど…」

「…君にも証言など無駄だと解っているはずだ」

「牽制にはなります。そして貴方は…」

「そうだ…。命を狙われているな」

「表には白衣の男が懐に銃を仕込んでこちらを伺っています」

そうだな…と答えて老人は天井を見つめた。


posted by hirotako at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

no-title(9)

軽量、高硬度を誇るガンダリウム合金はアクシズからシャアがエゥーゴに持ち込んだ技術である。

エゥーゴに出資しているアナハイム社は当然にその技術を次世代可変型MS等に採用。

結局、ガンダリウムの強力な能力を持つMSは各組織にばら撒かれ、最後の切り札は強力なNTとその能力を発揮出来るMSの運用となった。

「一年戦争当時、NT研究で最先端の施設がサイド6にあった」

「キシリアのフラナガン機関ですね」

「そうだ。アクシズのハマーンもそこで育成されていた」

ハマーン・カーンか…。
アクシズの動向の鍵を握る、この女傑をカイは信用できなかった。
エゥーゴはアクシズと協定を結ぶ見返りの条件に、彼らのサイド3への帰還を盛り込んだという。

…愚かなことだ。

「そしてペズンに『サイド6から来た少年』がサイコミュの微調整に当たっていたと聞いたことがある」

「ハマーンとシロッコが同時期にフラナガンで育成されていた…と?」

「確証はないがな…」

シャアとハマーン、そしてシロッコ…。
この戦役の行方はこの3人のニュータイプが握っているのだろう。

ならば…。

ニュータイプは人の革新とは思えなかった。





posted by hirotako at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

no-title(8)

「結局のところ、シロッコはデンドロビウムNTに搭乗することなく、解任され、木星行きとなった」

「軍が彼を地球圏から遠ざけるためですか?」

「いや…志願したという話もある。NTP候補訓練期間に月面のアナハイムリバモア工場内の研究施設でMSの構造設計を学び、簡易サイコミュであるバイオセンサーの機密を手に入れたシロッコにとってMS工場が内部にあるジュピトリスはその野望を形にする巨大な箱船であっただ
ろう」

「神の意思」と名付けられたPMX03はその集大成であった。

「…軍の掌握…か」

少なくともジャミトフが飼い慣らせる様な男ではないとカイは溜め息をついた。

「アナハイムはアクシズ、ティターンズ、エゥーゴにうまく兵器を売り付けている…死の商人の呼び名がふさわしいな」

一年戦争当時はジオン占領下のグラナダでザクを生産していた会社である。
戦後はジオニック、ツィマッド社などジオン系のMS製造会社を吸収し、寡占企業へと膨らんでいた。

「サイコミュの小型化にアクシズは成功している。だが、連邦軍もその簡易化バイオセンサーを開発している。兵器産業はその根底で繋がっているのものだ」

そして…繋がっているのはそれだけではなかった。

posted by hirotako at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月01日

no-title(7)

「サイコミュを搭載した対のNT仕様が存在した」

「テンドロビウムに…ですか?図面上で?」

「いや…ロールアウト寸前だったよ。その巨大な紅い蘭は空間核攻撃から艦隊を防衛する構想で造られたものだった」

「…一週間戦争でMSによる核射出でかなりのマゼラン級艦が沈みましたからね」

「そして星一号作戦時のNT専用MAの悪夢だ。WB隊の白いMSの交戦記録がなければ、沈没原因は謎のままだったろう」

「…連邦初のサイコミュ搭載兵器になる予定だったのですね」

ところが…。

「GP型ガンダム強奪により計画は頓挫。ガンダム開発計画自体が闇に消えることになったわけだ」

「待てよ…まさか、NTパイロット候補が?」

「そうだ。シロッコ大尉だったわけだ…」


posted by hirotako at 02:58| Comment(4) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月31日

no-title(6)

老人は目蓋を閉じて、死の香りの漂う息を吐いた後、静かに言った。

「…君は私の過去を知っているのだろう?」

カイは暫く間を置いて、細かく数度頷いた。

「博士…貴方はMS運用に於いてブリティッシュ作戦を立案した科学者の一人ですね?」

ジオンのブリティッシュ作戦…コロニー落としと呼ばれた人類史上最大の蛮行は嘗てオーストラリアと呼ばれた大陸を消し去った。

「クワトロ大尉…赤い彗星が手に入れたその偽名の登録証を追って、゛退役軍人協会゛に辿り着きました」

カイはちらりとブラインドに閉ざされた窓を見た。

「…そこで貴方の鑑を見つけた。博士、私がお聞きしたいのはシロッコ大尉の出自とアナハイムとアクシズの関係です…」

老人は嗤った。
「欲張りだな…君は」

「ええ…博士。ジャーナリストは皆、欲張りでないとやっていけないのですよ?」

カイはエゥーゴの協力者ではあったが、それはティターンズの横暴が目に余るからであり、軍組織は虫酸が走る程、嫌悪していた。

最も人権を蹂躙する筈の組織である軍がなければ、人権が守られないという矛盾。

大西洋で消えたジオンのスパイだった赤毛の娘はその組織の末端の幼く、儚い犠牲者だった。
彼女の弟妹を探し出すために飛び込んだジャーナリストの世界だったが、その行方は未だに掴めてはいない。
「しかし、無力なものです…」
自嘲するカイの目を見て老人は
「テンドロビウムには…」

と語り始めた。

posted by hirotako at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

no-title(5)

自ら命を絶った女性研究員の事を不憫に思ったのか、老人は少しむせた。

その女性の心中を計る由はカイにはなかったが、0083「星の屑作戦」の取材で重要なニュースソースとなった美しく豊かな金髪が印象深かったアナハイム社の女性研究員の姿が浮かんだ。

結局のところ、その研究員はジオンのエースパイロット「ソロモンの悪夢」と連邦のひよっこ下士官を翻弄し、手玉に取っていたのだ。

件の思い出を語るとき、戸惑ったように揺れた左右の眼を見て、自らの過ち、罪を絶対に認めないタイプの人間だな…とカイは思った。

また、そんな奴達の集合体だからこそ大量殺戮兵器をのうのうと研究・生産することが出来るのだ。

人の意思を汲みエネルギーにするというバイオセンサー基礎技術はやがてサイコフレームという最終形態へと昇華されるだろう。

ならば…それが狂った意思なら…カイは震えた。

戦闘中のMSに乗っている人間の神経が真面な状態で保たれるとは思えなかったからだ。

「大丈夫ですか?博士」


カイの呼び掛けに老人は虚ろな目でどうにか答えた。

人類が宇宙に新天地を見いだしておよそ一世紀。

暗黒の宇宙で狂気を尖らせ、地球に戻ろうとしている。

それが、ニュータイプなのではないか…と老人の目を見てカイは思った。

posted by hirotako at 13:11| Comment(6) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月23日

no-title(4)

木星資源運搬船「ジュピトリス」

主にヘリウムを採取・運搬する巨大宇宙船はその規模から近年では政治的にも発言力を増し、船長シロッコ大尉の動向の行方はカイの食指を大いに揺さぶるものだった。

だが…その出自は全く謎で掴み所がなかった。

カイはジオンの「ブリティッシュ作戦」等で数億人が塵も残さず蒸発してしまった一年戦争の混乱に乗じた「何か」をそこに感じていた。

何食わぬ顔でエゥーゴに属するクワトロ大尉…嘗て宇宙駆け抜けた赤い彗星の様な胡散臭さ。
「ジュピトリスにはMS工房がありますから、そこで役に立っているでしょう」

「シロッコに唆されてバイオセンサーの機密を漏洩した研究員は自ら頭を撃ち抜いてしまったよ」

そうだろうな…と思いながらカイは眉間に皺を寄せて、お気の毒に…と嘆いてみせた。

posted by hirotako at 23:52| Comment(2) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

no-title(3)

写真は焦点がずれており、ぼんやりとした影ではあったが、確かにその刻に息づいていた証が刻まれていた。

この眼…眼だ。どこで見た…?

ぼやけた被写体のなぜか印象に残る眼を見つめたままカイは尋ねた。

「この写真はどこで?」

「サイコミュシステム研究室で偶然…だな。この写真だけがあの頃の思い出の名残だよ」

記憶の残香を楽しむように老人は眼を細めた。

「…この研究室で、女性の研究員が機密を漏洩した。…その先が…」

「…シロッコ大尉…ですか?」

カイは写真を見せると老人のくすんだ瞳はおぼろげにその姿を追い、「…そうだろう…」と苦々しく答えた。

posted by hirotako at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

no-title(2)

「確か…天王星のウラン、海王星のネプツニウム、そして…」

博士はそうだ…答えて咳き込んだ。

「冥王星…冥界の王プルートーの名を冠したアクチノイド元素だ。私も…初期ロットのミノフスキー型小型原子炉に関わった科学者は皆やられたよ…」

…癌か…。

恐らく、もうまともな臓器は殆ど残っていないだろう。

「あれは…冥王だ。死に至る病と悪意をばらまく冥王…」

震える声音を背に、カイは窓際に歩み寄り、半開きのブラインドに人指し指を挟みこみ、外を窺った。

陽光が一筋、病室を割る。

「…彼は謎が多すぎる…。鑑が全く掴めないのですよ」

カシャリ!とブラインドは閉じて揺れ、陽光は逃げ出すように去っていった。

「ああ、彼は人間を使い捨てにするらしいからな…」

「いつ頃に彼を?」

博士の瞳が少し黄疸した白目を泳ぎ、記憶の端を探した。

「君のあの記事の頃のアナハイム…だ。複雑化したMSの機体制御に関する…あー、ジオンの統合整備計画を発展させようとしたのだ…その研究室にやってきた」

「なんの為に?」

「MSの構造設計の学習だったと聞いている」

そこに写真がある…と「1G下での能動的姿勢制御に於ける重量移動に関しての機械式間接の耐用性の向上について」と題された分厚い一年戦争前夜の研究書をカイは言われるがままに開いた。

ハラリと落ちたその写真を拾い上げ…右端に思わず写っていた青年の姿をカイはどこかで見たことがある…と思った。

posted by hirotako at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月15日

no-title(1)

幾多の人間の苦悩を目の当たりにした所為であろうか…軟弱者と詰られて打たれた頬に、嘗ての面影は薄れていた。
かわりにその天性の洞察力は仕事柄、磨きあげられ、その輝きが少し落ちくぼみ、隈を作った目に宿っていた。

お世辞にもあまり上等とは言えない白いスーツの上着には、そのフリーのジャーナリストと共に、他人の魂を覗いてきた時に付着した砕けた細かい思念が纏わりついている。

彼が落とした視線の先に消毒された白いベッドに横たわる老人の姿があった。

身体から伸びて器具につながる様々な管はその微かに燃える命を託した綱なのだろうか?

それとも神の国に昇り、再生しようとする魂を縛りつける鎖なのだろうか?

濁った瞳だけを向けて老人は言った。

「星の屑作戦の記事…興味深く拝読させていただいた…あ〜」
「恐縮です…ノイマン博士。カイです。カイ・シデン…」

一言一言絞りだす度に、この老人は既に死臭を放ち始めているのではないか?とカイは思った。

「プルトニウム…」
「えっ?」

唐突な言葉にカイは間が抜けた声音で聞き返した。

「プルトニウム…だ。君はその語源を知っておるかね?」

posted by hirotako at 12:36| Comment(4) | TrackBack(0) | no-title | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。