めっちゃ高い自転車で京都市内をうろうろしたいなあ

2006年07月17日

BLOODY ROMANCE

 右の人指し指を下唇に当て、首をかしげながらリリスは言った。
「でも何かが足りないわ」
 突如、大地が揺れて石畳を砕いて現れたサラマンダーの灼熱と輝きが闇を支配し、雨滴は忽ち蒸気となって散り、形あるものを焼き尽していく。
「まずは…炎」
 さあ…雷とドクロの軍隊に屠られた憐れな魂達よ…汝らの欲する事を為しなさい。
 パチンと鳴る指の音に応え、うごめき始める国防軍兵士だった骸たち。
 撲殺された者は脳髄をしたたらせ、刺殺された者は臓腑を引きずり、銃殺された者は肉に食い込んだ弾丸を溢しながら、白眼を剥いたまま起き上がって来る。
「次は…恐怖」
 骸たちの眼に瞳孔の開ききった鈍い輝きが宿った時、世界で最も勇敢な軍隊の中の軍隊を自負していた精鋭の自我は完全に崩壊し、今や雑多な音色の叫びをあげる肉袋に過ぎなかった。
「うふふっ…地獄に相応しい旋律だわ」
 生きながら骨を肉を血を自らの罪の結果にすすわれ、食われ、飲み干される様を歌劇を観るように堪能した後、リリスは地下に潜む濃密な魂達の息吹に喉を鳴らす。
 柑橘類の香りを楽しむような表情を浮かべて彼女は囁いた。
「地上はリリンのものになるのよ…」と。
この記事へのコメント
アイヤァ〜、何て恐ろしい光景あるネ。
もう、怖くて見てられないアル><

なんて冗談はさて置き、リリスちゃんの暴走はいつまで続くのでしょうか…。

ドキドキワクワクですw


さて、京鬼なんですが、更新いたしましたw
Posted by sunafkin at 2006年07月17日 22:42
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。