めっちゃ高い自転車で京都市内をうろうろしたいなあ

2006年08月01日

廃墟彷徨

廃墟彷徨

小生が子供の頃、フィールドアスレチックって遊び場が流行っておりまして。
山中に丸太でつくった遊具を並べ、順番に子供に遊ばせるというまあ、初期費用も維持費も安いチープな山中遊園地といったところでしょうか。
しかし、ロープにつかまり滑車で滑り落ちていく爽快感や、丸太から落ちないようにわたっていくなどといった身体を使った遊具は子供達の心を捕え、
結構繁盛していたものです。

ただ、飽きられるのも早かった。

小学校のすぐ近くの山中に出来たフィールドアスレチックも忽ち進入禁止の張り札が。
そんな張り札一枚なんの効果もあるはずがなく、仲間と忍び込んで遊んでおりました。

うち捨てられて数ヶ月も経たないにも関わらず、人の気配を失った遊具たちは見る見るうちに苔むし、朽ちていきました。
緑と同化し、消えていく人の証のような不気味な気配を感じ、そろばん塾のために一人で山を降りなければならなかったときは大した距離でもなかったのですが、
口から飛び出しそうな恐怖感に怯えながら、転がるように人の世界の接点に向けて走った記憶がございます。

当時子供達を恐怖のどん底に叩き込んだ「口裂け女」に怯えていたことも事実であります。
「ポマード!」とか言いながら走ってたしw

さて、この本

「廃墟彷徨」

全くタイトルに偽りなしの、廃墟の写真集であります。
建造物にとって人は魂のようなもので、それが抜けていくとかくも無残に朽ち果てていくのか…と実感させられます。
そう…死体のように。

旅館、ラブホテル、食堂、ドライブイン、学校、遊園地。

時に悲しく、時にはかなく、そして人間の営みの果てを示す不気味な廃墟の数々。
緑が、雫が、人間の狼藉が、夢の跡を破壊していく。

しかし、時折見せるその幻想的な美しさ。時の流れの中に一瞬だけ輝く夢の欠片たち。

書店で見かけたら、是非手にとって見ていただきたい写真集であります。

その後で熊田曜子様のセクシー写真集の表紙だけでも見ていただいたら、また格別の味わいがあること請け合いであります。


posted by hirotako at 14:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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